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レインツリーの国

2010-07-16 23:50 JST @sadayuki

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レインツリーの国 (新潮文庫 あ 62-1)【有川 浩】

上記は文庫版だが、図書館で単行本を借りて読んだ。文庫版とは少し違うかも。

図書館内乱 の中に出てきた時から読んでみたいと思っていた。文庫が出ているのを知ったときは思わず衝動買いしそうになった。でも、買わないで良かった。図書館バンザイ!

図書館内乱の中で、小牧が毬江に薦める本がこれ。なかなか興味深かった。普通、クライマックスへ向けて盛り上がってゆくのだと思うが、最初がテンション高かった。劇中劇である『フェアリーゲーム』に泣かされてしまう。というか、主人公二人の『フェアリーゲーム』への思いに泣かされると言う方が近いか。私にとってそれに近いのは 幻魔大戦 か。角川版の東丈の苦悩は、当時高校生であった私にとって毒だったのかも。今読めばまた違うのかもしれないが。

あとがきによれば、社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 にアンケートに協力してもらったそうだ。そのアンケートの威力なのか、単純な甘い、お涙頂戴でない、リアルな物語になっている。

大体において良い話だと思ったのだが、ひとつだけ気に入らない点があった。

たとえば後ろから自転車のベルを鳴らしているのに避けてくれないのでイライラするなんてことは私も今まで何度か思ったことがあるのです。

これは作者によるあとがきの一節なのだが、私の場合、確実にベルを無視する。歩道を歩いているときに、後ろから自転車が来て、ベルを鳴らしても、私はどかない。

まず、自転車は車道を走るのがルールだ。自転車通行可の標識や、子供や老人の場合は歩道を走ることが出来るが、あくまでも歩行者が優先だ。歩行者の後ろからベルを鳴らしてどかそうなどという輩に譲る必要など少しも無い。

まあ、こんなことを考えている人は少数派なのかもね。

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